〜ジェネリック医薬品Q&A〜を厚生労働省が作成しました
厚生労働省ではこのほど、後発医薬品(ジェネリック医薬品)への疑問に対する当省としての科学的見解をまとめた「ジェネリック医薬品への疑問に答えます 〜ジェネリック医薬品Q&A〜」を作成しました。
薬価の安いジェネリック医薬品の使用は、患者の薬剤費負担軽減や国の医療保険財政健全化に資することから、厚生労働省としても、普及に向けた取組を進めています。
しかしながら、ジェネリック医薬品の品質などに対する不安の声は依然として多く、中央社会保険医療協議会(中医協)における「後発医薬品の使用状況調査(平成23年度調査)」によると、「どのような対応がなされれば医師の立場として後発医薬品の処方を進めてもよいか」との質問に対し、「品質保証が十分であることの周知徹底」を求める回答が最も多いとの結果が示されました。
こうした状況を受け、昨年12月21日に中医協で了解された「後発医薬品の使用促進のための環境整備の骨子」に基づき、医療関係者などの疑問に答える形式でのQ&A集を作成することになりました。
作成にあたっては、国立医薬品食品衛生研究所、独立行政法人医薬品医療機器総合機構及び日本ジェネリック医薬品学会に所属する学識経験者などの協力を受けています。
Q&A集は、当省ホームページに掲載するほか、今後小冊子にして関係機関を通じて配布する予定です。本Q&A集が、ジェネリック医薬品に関する理解向上に役立つことを期待しています。